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日記554


ひびの入ったプラスチックの欠片を拾いました。
電灯にかざし、キラキラさせる儀式。
わたしはこどもか。原始人か。
と思いながらも写真を撮る。
ゴミを拾ってよろこぶアラサー。

さいきんさむくて、いけません。
喉をやられてしまい、声がでない。
発声すると、天龍源一郎みたいになります。ガビガビでなにを言っているのかわからない感じ。わたしに天龍のものまねをさせたいのなら、いまがチャンスです。ひとはその一生のうち3回だけ、天龍源一郎になれるのだと、古来からの言い伝えがありますね。わたしにとって、その第一回目がきょう、いま。このとき。わたしはいま、玄武や白虎などの中国の霊獣の中に、ギリギリで入りそこねたという伝説の幻獣、天龍源一郎とおなじ状態なのです。夜叉や阿修羅などの仏法を守護する八部衆にもギリギリで入りそこねたという伝説でお馴染みの、あの天龍源一郎です。もしかしたらこれ、発声せずともなにを言っているのかわからないのかもしれない。ということは、わたしはいつも、これまでも、これからも、なにを言っているのかわからない人間なのではないか……。

たいへんな疑惑が浮上してしまいましたが、疑惑は疑惑のまま、そっとしておきましょう。ミステリアスなままで。暴いちゃったらおもしろくない。正解なんかないの。それか、越後製菓だから。すべての道がローマに通ずるように、すべての正解は越後製菓に帰するのです。

ここ2日ほど、龍角散のど飴でなんとかキープしていたけれど、そろそろ限界。お迎えがきたようです。ありがとう龍角散。あなたの役目はおしまい。あした病院に行こう。咳き込む。咳は全身にダメージがきます。ゆいいつ良い点があるとすれば、腹筋が自然に鍛えられているような気がしないでもないところ。ええ、気がしないでもないだけです。

咳き込むとすぐにあばらが痛くなります。身近な友人や家族などにこういう症状を羅列して教えると、さいきんはすぐに調べて「あれじゃないの?これじゃないの?」と病名をたくさん貼っ付けてくださるので、おもしろいです。ありったけの病名をつけられたい。病名プリーズ。人生は、できるだけ多くの病名がついた人間の勝ちなのです。そういうゲームだから。健康なひとはごめんなさい、敗北を抱きしめて。貼りつかずに余った病名は、売りに出します。うちの畑で耕した病名です。身体を張って編み出した病名。余ったものはなんでも売れるんや。剰余価値なんや。マルクス経済学や。商魂たくましいのう。「商魂たくましい=関西弁」は失礼な気もします。すみません。わいは病名の総合商社になるんや。すごく不名誉な肩書である感じも受けますが、この際どうでもよいです。はい。即興のたわごとはこれまで。ほとんど自動筆記でした。おやすみなさい。

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