スキップしてメイン コンテンツに移動

日記571


カナブンが死んでいるということは、きょうから夏です。

このところいつも、日記を書こうとするときにだけ、暗く沈んだ気分でいます。書きたくないのではなく、もっと大きな「なにもかも終わりたい」というメランコリックな欲望の中へと沈潜してしまう。自然と、このときだけ。これ以外のときは明るいアライグマです。

きのうの記事とつなげるなら、「先」がちらつくのです。つまり、未来を思うと、どうにもネガティブな展望しか抱けない。苦しまないといけない。たのしいことだけでは、ないらしい。書いていないときは、べつの目の前の細かなタスクに専心することを心がけているため、大きなことは考えません。




友人に教えてもらったMBTIという性格診断テストの結果です。サイトへ飛べば無料でできます。わたしは仲介者型(INFP-A)だそうです。ジョニー・デップとおなじらしい。他にはビョークとか、トールキンとか、シェイクスピアとか。

シェイクスピアも、就活の自己分析でこれをやらされたのでしょう。彼だって必死で『面接の達人』を熟読していたにちがいない。ジョニー・デップも『就職四季報』を手放さなかったという。生後3ヶ月から。いつの時代の誰であれ、就職活動はたいへんなのです。

この診断のすべてを信頼しているわけではありませんが、しかしわたしの結果はどうなのでしょう。「内向型100%」ってのは、なんなんだ。もうちょっと余地を残しておいてくれ。あまりにも極端ではないか。

当たっているのかどうかは、わからないとしておきます。「そうかもしれないね」くらいの感じで、じぶんの経過を見ておく。決めつけてしまわないこと。経過観察。決めつけたほうが、判断しやすいのだけどね。決めてしまうことがとても苦手。ただ、「仲介者」の説明ページにあった以下の一文は、ドンズバで図星を突かれたと思う。


放っておくと、まるで隠者のように引きこもったまま連絡が途絶え、友人やパートナーが、多大なエネルギーを費やして、現実世界に連れ戻すことになります。


過去に具体的な心当たりが何度となくあり過ぎるので、これは完膚なきまでに当たっています。ことし、就活アウトロー採用に参加してせっかくできたつながりも、facebookを消してからほとんど断ってしまった。積極的につながっているのは、ひとりだけ。ひとりでもいれば、ね。これも、いまのところです。もしかしたら増えるかも。減るかも。ははは。じぶん次第。

「失踪したい」とよく思う。
すべて白紙にできたらと。
路上で野垂れ死んでも、それはそれだ。

わたしをおほめくださる方、少数ながらいるのに、とてもとても申し訳ないけれど「じぶんには価値がない」と思っています。「そんなことない」と言ってほしいわけではありません。ゴミクズ同然、それで上等です。上等。偉そうに人間のツラして歩いているじぶんが、おかしくて仕方がない。他人も同様。たのしいんです。価値がないことに矜持さえ抱いています。ないほうが、自由じゃないか。

最底辺を這いつくばるような低い低い意識から、まるごとじぶんを、そしてそこから見える世界を肯定したい。いかにも高級そうにふるまう、無価値なわたしがおもしろい。高低、自在な目線があればいい。ひねくれてはいません。素直なつもりです。こういうところに、苛立つひとはいると思うけれど。それもおもしろい。

望むことは少ない。期待もしない。未来は真っ暗だ。なにも見えない。ただ、暗闇にどれだけ足をとられても、踏み外しても、他人に貶められても、気が狂ってわたしがわたしではなくなっても、ここに居ることができたすべての時間へのまっさらな感謝を述べる反射神経は失いませんように。

手には何も持たずにおく。
さようなら。





コメント

anna さんのコメント…
わたし内向的で慎重派で気弱な冒険家でした。(なんか矛盾してない?)
マイケルジャクソンとかブリトニースピアーズかあ。
nagata_tetsurou さんの投稿…
冒険家、ISFPですね。仲介者(INFP)と芸術性を好む点で似たタイプ、だけど真逆なところもあるそうです。べつのサイトではISFPは作曲家で、INFPはヒーラーと書かれていました。MBTIは、アメリカからクジラに乗って上陸してきたやつなので(マグロでも可)、翻訳のちがいかな。

四文字のアルファベットの末尾に「-A」と「-T」がついていたと思います。「-A」はAssertiveの頭文字で強さがあり主張的なのだそう。「-T」はTurbulentの頭文字で、慎重で完璧主義的らしいです。

わたしの場合、100%内向型でかつ「-A」の主張的って、そんなひと、なんかこわいです(笑)。