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日記774


痛みを取り除く治療と、痛みを取り戻す治療。ふたつあるのだろう。うつ病治療は後者の、痛みを取り戻す治療に該当する。と、素人ながら考えた。きのう自分が書いた内容をふりかえって、こういうことかなと。

患者さんがごくふつうに「痛い」と言えるようにする。痛みはありすぎても、なさすぎてもいけない。治療はつまり、痛みの正常化といえる。痛すぎるならばそれを緩和する。痛みが消え入りそうなら、すこしずつ痛みの賦活を手伝う。うつ状態は無感覚的で、生きるために必要な痛みが消え入りそうな状態なのだ。

「治療」というと痛みを取り除くことばかりをイメージするけれど、逆もある。この洞察は個人的におおきな発見だ。痛みを付与する方向の治療もあると。なるほど。完全なるひとり合点だけど、ものすごく納得感がある……。

ここで書いている「痛み」には、「痛そう」という想像もふくまれる。というか、想像的な痛みこそが重要なのだとわたしは思う。想像なくして人は生きられない。



4月23日(金)

油断して薄着で出かけたら、夜風が寒かった。そんな中、警察官に囲まれている全裸のおじさんを見た。年に一回は見る気がする。気のせいだろうか。春らしいと思う。彼は春の使者なのだ。しかし春の使者とはいえ寒そうだった。服という便利なものがこの世にはあるよと教えてあげたくなった。

金曜日。疲れが溜まっている。なんとなく街の人の数が減ったかな。いつも自炊しているが、きょうは中華料理店のお弁当を買って帰った。とりあえず眠りたい。

 


コメント

anna さんのコメント…
職務質問されてる人とか、今回の全裸のおじさんとかよくお巡りさんのお世話になってる人と遭遇しますねー。
私は、そんな場面に出くわすことほとんどないです。出かける時間が違うせいなのかな。

今回のコロナは、関西はほんとにやばいかも。京都も緊急事態宣言でましたしね。
おとなりの滋賀県にでも避難したほうがいいかな。
nagata_tetsurou さんの投稿…
時間帯と、土地柄でしょうね。ウチの周辺は微妙に治安が悪いんです。わたしもたまに職務質問されます。でも、きちんとしたジャケットを着るようになってからはめっきりされなくなりました。やはり、人は見た目が9割なんですね。笑

東京も明日(4月25日)から緊急事態らしいです。と書きながら、複雑な思いがめぐります。まーほんとに複雑な話ですね。コロナ対策って。