痛みを取り除く治療と、痛みを取り戻す治療。ふたつあるのだろう。うつ病治療は後者の、痛みを取り戻す治療に該当する。と、素人ながら考えた。きのう自分が書いた内容をふりかえって、こういうことかなと。
患者さんがごくふつうに「痛い」と言えるようにする。痛みはありすぎても、なさすぎてもいけない。治療はつまり、痛みの正常化といえる。痛すぎるならばそれを緩和する。痛みが消え入りそうなら、すこしずつ痛みの賦活を手伝う。うつ状態は無感覚的で、生きるために必要な痛みが消え入りそうな状態なのだ。
「治療」というと痛みを取り除くことばかりをイメージするけれど、逆もある。この洞察は個人的におおきな発見だ。痛みを付与する方向の治療もあると。なるほど。完全なるひとり合点だけど、ものすごく納得感がある……。
ここで書いている「痛み」には、「痛そう」という想像もふくまれる。というか、想像的な痛みこそが重要なのだとわたしは思う。想像なくして人は生きられない。
4月23日(金)
油断して薄着で出かけたら、夜風が寒かった。そんな中、警察官に囲まれている全裸のおじさんを見た。年に一回は見る気がする。気のせいだろうか。春らしいと思う。彼は春の使者なのだ。しかし春の使者とはいえ寒そうだった。服という便利なものがこの世にはあるよと教えてあげたくなった。
金曜日。疲れが溜まっている。なんとなく街の人の数が減ったかな。いつも自炊しているが、きょうは中華料理店のお弁当を買って帰った。とりあえず眠りたい。
コメント
私は、そんな場面に出くわすことほとんどないです。出かける時間が違うせいなのかな。
今回のコロナは、関西はほんとにやばいかも。京都も緊急事態宣言でましたしね。
おとなりの滋賀県にでも避難したほうがいいかな。
東京も明日(4月25日)から緊急事態らしいです。と書きながら、複雑な思いがめぐります。まーほんとに複雑な話ですね。コロナ対策って。