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日記804

 

 

 

きのうの記事のさいごに名前を出したジャン・アンビュルジェの息子は、シンガーソングライターのミシェル・ベルジェ。フレンチ・ポップスがお好きな方はご存知かもしれない。

そして、ミシェル・ベルジェの配偶者はフランス・ギャル。こちらも歌手で、代表曲は「Poupée de cire, poupée de son」。これなら、誰でも聴いたことがあるだろう。

 

 

 

 

 

邦題は「夢見るシャンソン人形」。

『科学者たちのポール・ヴァレリー』から「夢見るシャンソン人形」につながる。意外な抜け道があるものです。こんなふうに名前をたどる人はどのくらいいるのだろう。逆に、「夢見るシャンソン人形」からたどってジャン・アンビュルジェの論文に至る人もいるのかもしれない。いたら素敵。

 

Poupée de cire ~」のカバーは無数にある。わたしは、WIZOというドイツのバンドによるカバーが好き。




 

 

十代のころよく聴いてた。なつかしい。


元気になる。

 

「元気?」ってのは、こども部屋をノックするような問いかけなのかも。成人後も残る、心のこども部屋。おとなはそんなに元気がない。「元気のなさ」がおとなの定義といっても過言ではないくらい。

たとえるなら、ミュージックステーションのタモリ。あの感じ。あれが仕事をするおとなの姿。タモリ倶楽部では、すこしこどもっぽくなる。つまり、元気になる。元気な人は、こどもっぽい。

おとなになると、人は心のこども部屋に元気をしまいこむ。おとなだからね。中には、こども部屋ごと取っ払ってしまう人もいるかもしれない。その場合、元気はどこへいくのだろう。行き場を失って暴発する。そんなこともありそう。

元気をしまう、こども部屋を保っておきたい。遊ぶとき、自由に取り出せるように。






カバーを検索していたら、元気なおとなを見つけた。心のこども部屋から半裸で飛び出してきた格好のおじさん。いや、ほぼ全裸か。Opium Du Peupleというフランスのバンド。両サイドの女性もかっこいい。うん。なんてかっこいいんだ。こんなパフォーマンスに、こども心をくすぐられる。こども部屋同士がつながるような。めっけもんって感じ。



 

コメント

anna さんのコメント…
「夢見るシャンソン人形」って、私もyoutubeでたどり着いたことがあります。私の場合はジブリの「紅の豚」の中の「サクランボの実る頃」って曲がいいなあと思って、そこからシャンソンをたどっていったらフランス・ギャルに行きつきました。それにしても3曲目の裸のおじさんが叫ぶカバーは衝撃的ですね。
nagata_tetsurou さんの投稿…
知っているものはおなじでも、それを知るまでの経路は千差万別でおもしろいですね。さいきんだと烏龍茶のCMで聴いた人が多そうです。と思って調べたら2011年のCMでした。もう10年前。わたしが最初に聴いたのはラジオからだったかな。

「夢見るシャンソン人形」はロックと相性がいい気がします。ガシガシ刻みやすい。裸のおじさんとも相性がいいです。裸で人前に出るおじさんは全員、夢見がちですから。