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日記859


11月22日(月)

古本屋で『サメのおちんちんはふたつ』という本を見かけた。サメの身になるといたたまれない。たとえばわたしにおちんちんがふたつあったとして、知らないところで「永田のおちんちんはふたつ」と言いふらされていたら恥ずかしくてお嫁に行けない。それとおなじ仕打ちだ。しかしサメがこの事実を知ることはないのだろう。こんな本が出版されているとは露知らず、きょうも世界のどこかでたくさんのサメたちが泳ぎまわっている。いたたまれなくなるのは、知ってしまった人間だけだ。知るとはなんと罪深いことか。もう後戻りできない。サメのおちんちんはふたつなのだ。ごめん、サメ。わたしのおちんちんはひとつです。これでおあいこにしてほしい。


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