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日記924


9月15日(木)

「あと3ヶ月で新年になる。対処すべきことはたくさんある。今年は、仕事が多いですね。すべてが粉々になっている」。と、あるタイ人がつぶやいていた。タイ語を機械翻訳したもの。いい訳だと思った(原文わからないくせに)。あと3ヶ月で新年になる。

ジャパネットたかただったか、テレビでおせちの宣伝をしていた。早期予約で安くなるらしい。「気が早いよ」と思う。しかし、そうでもないのだろう。「9月になったら、すぐ大晦日」と芸人のプチ鹿島さんがよく話している。9月から、もはや年末なのかもしれない。「年末」という概念の中身を書き換えなければ。 

この頃、寝る前に詩集をひらく。きょう見たパステルナークの詩に「幻想を恐れるな」とあった。「現実を恐れるな」であれば、ありふれた表現だろう。現実とは何か。それを知るための鍵は幻想のなかにある。暗闇に落とした鍵を、探しやすいからといって明るい場所で探しても見つからない。明るい場所に鍵はない。かといって暗いなかでは見当もつかない。じゃあ、鍵とかべつにいいです。もうしらない。

さいきんはだいたいこんな感じで、何か始めようとしてもすぐめんどくさくなってしまう。やる気をとりもどしたい。もともとないけれど、かつてすこしだけあったぶんをとりもどしたい。ジェイソン・ステイサムの頭髪ぐらいの、うっすらしたやる気を。ってほとんどないな。あれぐらいなら、むしろ完璧に脱毛したほうが潔いのではないか。なあ、ジェイソン。じゃあ、いいか。

ほんとうは対処すべきことがたくさんある。そんなときにかぎって、深夜にブログを書いたり無駄な掃除をしたり、逃避がはかどる。よくある話。すべてが粉々になっている。


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