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9月, 2024の投稿を表示しています

日記1025

忘れかけていた。最低でも月に一度は書こう。ときどきメールをくれる友人が思い出させてくれる。「なんでもいいから書いてくれ」というメタメッセージがそこには含まれている気がして、それがなくてはなにもかも忘れてしまいそうだった。 夏もとっくに峠を越えて、ここ数日はだいぶ涼しい。9月も終盤に入り、ようやく秋らしい日和。 以前はイベントへ赴くたび、なにごとかをここに記していた気がする。このところあれこれ見聞きしても、人に会っても、ほとんどなにも考えず、ぼーっと過ごすようになってしまった。不義理を働いているかも、という思いと、それはそれで悪くはないか、という思い、両方ある。ひたすらに、ぼんやり出来事を眺めている。イカみたいに。 “イカは信じられないほどに複雑な眼球を持っていて、そこから膨大なビット数の情報を取り入れている。ところがその目に比して、脳の構造のほうはあまりにも原始的で単純にできているので、とてもそれだけの情報量を処理できる能力はない。イカの群れは悠然と大洋を泳ぎながら、すばらしく高性能なカメラで地球の光景の観察を続けているが、それを呆然と見続けるだけで、情報処理を行わない。” 中沢 新一, 波多野 一郎『イカの哲学』(集英社新書) tumblr でぐるぐる回覧されつづけている引用。この部分だけ何度も読んだが、元の本には当たっていない。これがほんとうかどうかもわからない。ほんとうのところは、イカにしかわからない。でもこの通りだとするなら、ことしの夏はイカのような状態で日々を過ごしていた。ただ呆然と漂う。 カメラを持ってあちこち行くだけ。 だいたいひとり。 2023年末あたりからか…… twitter で写真を投稿している人とぽつぽつ繋がるようになった。それまでは孤立しており「無言で写真だけを上げつづけているアカウントなんて、あまりないだろう」と思いこんでいた。すこし探しづらいだけで、蓋をあけてみればたくさんあった。蓋があいていないだけだった。ことばまみれのタイムラインが、たちまち画像まみれに。2024年5月あたりから、わたしのアカウントをフォローしてくださる方も謎に増えた。 とはいえ実際的なつながりはほとんどなく、孤立していることに変わりはない。そんななか、フォロワー増加のきっかけをつくってくれた twitter アカウントのひとつだと思う、quo さんと先日リアルでお